島倉千代子 |
島倉千代子は、日本の演歌、歌謡曲の世界を代表する歌手のひとりです。 昭和30年代には、現在でいうアイドル的存在として一世を風靡し、その後の日本の歌の世界で極めて長期間にわたって歌手生活を続けてきました。 高音部のビブラートや浮遊感に富む発声に基づく歌唱法に独特な雰囲気があり、デビューから50年以上を経過した時点まで、第一線の現役人気歌手として大活躍していました。 |
戦中・戦後の幾多の苦難な時期に、母親が『リンゴの唄』を聞かせ、後になって『この世の花』で歌手デビューしています。この唄の作曲家は『リンゴの唄』と同じ万城目正でした。 長い歌手生活で、島倉千代子の人生にもいろいろな事件やエピソードがありました。時には騙されたりしたこともあります。 ヒットした曲も非常に多くありますが、『人生いろいろ』が彼女の最大のヒット曲となりました。多くの民衆から愛唱され続け、現在でもカラオケの定番曲となっています。また、彼女はNHK紅白歌合戦に通算で35回出場しています。 長年活躍してきた歌手だったが、残念ながら2013年11月8日、満75歳で亡くなりました。死を直前にした自宅の病床で『からたちの小径』を歌い、彼女の生前最後の曲となりました。島倉千代子には、2000曲以上の持ち歌があり、次のような多くのヒット曲があります。 |
『他国の雨』 | 『からたち日記』 | 『逢いたいなァ あの人に』 | |
『襟裳岬』 | 『おもいで日記』 | 『さよならとさよなら』 | |
『新妻鏡』 | 『ほんきかしら』 | 『武蔵野エレジー』 | |
『すみだ川』 | 『ほれているのに』 | 『ふたりだけの太陽』 | |
『竜飛岬』 | 『愛のさざなみ』 | 『美しきは女の旅路』 | |
『悲しみの宿』 | 『りんどう峠』 | 『京都・北嵯峨・別れ寺』 | |
『鳳仙花』 | 『女がひとり』 | 『あの頃にとどけ』 | |
『夢飾り』 | 『この世の花』 | 『ときめきをさがしに』 | |
『積木くずし』 | 『くちべに挽歌』 | 『人生いろいろ』 |